留守宅で1200万円盗んだ疑い ベトナム留学生ら3人を逮捕 住人が帰宅し逃走 残されたスマホから浮上 福岡

福岡県那珂川市の留守宅に侵入し、現金1200万円を盗んだとしてベトナム人の男3人が13日までに逮捕されました。警察が14日、発表しました。1階の浴室から侵入し2階にいたところ、住人が帰宅し逃げていたということです。近くで乗ったタクシーの記録や、現場に残されたスマートフォンから容疑が浮上しました。
住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも福岡市南区に住むベトナム国籍の無職、コー・トゥアン・アイン容疑者(25)と日本語学校の留学生グェン・ドュック・マイン容疑者(22)、グェン・カック・ティン容疑者(23)です。
警察によりますと、3人は11月7日午後8時半ごろから午後9時ごろまでの間、福岡県那珂川市の79歳の男性の家に侵入し、2階の部屋の引き出しから現金1211万5000円とスマートフォンなど7点を盗んだ疑いが持たれています。
1階の浴室の窓から侵入したとみられています。
事件当時、男性は入院中で、50代の娘が帰宅した際に3人が2階から降りてきて、玄関から逃げたということです。
3人は近くでタクシーに乗ったところが防犯カメラに捉えられていました。さらに家の敷地内にアイン容疑者のスマートフォンが落ちているのが見つかり、容疑が浮上したということです。
警察の調べに対し、3人は「全く身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。
3人のうちのいずれかの容疑者の自宅から、数十万円の現金が見つかり、またティン容疑者のスマートフォンには数百万円をやりとりした履歴が残っていたということです。
警察は、見つかった現金が盗まれたものかどうか確認するとともに、3人がなぜこの家を狙ったかなど事件の背景についても調べることにしています。

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