日本大学アメフト部の「廃部」の方針をめぐり、きょう午後から行われていた臨時理事会で、アメフト部について「廃部」とすると決定したということです。
日大アメフト部をめぐっては、これまでに違法薬物事件で部員4人が摘発されていることなどから、学内の会議で「廃部」とする方針が示されていましたが、今月1日に行われた理事会で多くの理事から反対の意見が出たため結論は出ず、「継続審議」となっていました。
きょうの理事会には、部員を代表して主将らが部の存続を求めて再建案を提出したとみられています。
学生からの再建案を踏まえて議論が行われたとみられますが、反対する理事もいた中、半数以上の理事らが賛成し、最終的には僅差で「廃部」とすると決定したということです。
今後、学長による決裁が行われ、年内にも廃部となるということです。
大学側はいったん廃部したのちに、年明けに新体制として新たに部を作り直したいと考えているということです。
日大は文部科学省に提出した報告書で、「慎重に審議を重ねて『廃部』の方針を承認した」としたうえで、学生への影響について「不利益が生じないよう対策を講じることを継続審議していく」としていますが、具体的な対応などについては示されていません。