「マンションで1人暮らし中の息子の部屋に、見慣れない財布がある」という母親の届け出がきっかけ 小学校校長を刺しカバンを強奪したとして17歳少年を逮捕 大阪・住之江区

大阪市住之江区の公園で15日夜、小学校の校長が包丁で刺され、現金入りのバッグを奪われた事件で、警察は17歳の少年を逮捕しました。
強盗殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、住之江区に住む無職の少年(17)です。
警察によりますと、少年は15日午後7時ごろ住之江公園で、帰宅途中だった公立小学校の校長(64)に「金貸してくれや」と声をかけ断られたため、校長の右太ももや左の脇腹あたりを包丁で刺し、現金およそ1万3000円や通帳などが入ったかばんを奪った疑いが持たれています。
校長は自力で帰宅後、病院に搬送され、全治2ヵ月の重傷です。
警察は事件後、校長のかばんを現場から150メートルほど離れた公園内で見つけましたが、財布は抜き取られていました。
一方警察は、少年の母親から「マンションで1人暮らし中の息子の部屋に、見慣れない財布がある」との届け出を受けて少年の行方を捜し、17日にマンション付近で発見して、逮捕しました。
少年は校長と面識がなかったといい、警察に対し「遊びに行くお金が欲しかった。抵抗したら刺すつもりで刃物を持っていた」と供述した上で「被害者を殺す意思はなかった」と、殺意を否認しているということです。

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