大阪・北新地のビルで26人が死亡した放火殺人事件から2年です。現場では多くの人が追悼に訪れる中、亡くなったクリニックの院長の妹も祈りを捧げました。 おととしの12月17日、大阪・北新地のビルに入る心療内科が放火され、院長や患者ら26人が亡くなりました。事件では谷本盛雄容疑者(当時61)も死亡し、その後、殺人などの疑いで書類送検されています。 17日朝、現場には事件で犠牲となった西澤弘太郎院長の妹・伸子さん(46)も訪れました。伸子さんは事件をきっかけに、兄の患者だった人たちを支える活動を続けていて、さらに、深く悩む人の心に寄り添いたいと今年12月に出家。現場となったビルの前では犠牲者らを偲んで読経しました。 (西澤弘太郎院長の妹・伸子さん)「あそこに来られている方とか、手を合わせられる方とか、本当に兄を思ってくださる方を見守っていてほしいということは(兄に)伝えました」