宝塚歌劇団がホームページに掲載していた調査報告書を取り下げました。 今年9月、宝塚歌劇団の「宙組」に所属していた女性(25)が死亡し、遺族は「過重労働と上級生のパワハラが原因で自死に至った」と訴えています。 これについて、劇団側は11月に調査報告書を公表。長時間労働は認めたものの、上級生からのいじめやハラスメントは確認できなかったなどと主張し、調査報告書を歌劇団のウェブサイトに載せていました。 しかし、劇団は12月18日、この調査報告書を削除。理由については遺族からの要請があったとし、「先月の調査報告書の内容のみにとどまることなく、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議したい」としています。 一方、再調査をするかどうかについては「まだ決まっていない」としています。