自民党の船田元・衆院議員総会長は１８日、同党派閥の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、「派閥の解消・廃止について本気で議論しなければ、一度離れた国民の信頼は取り戻せない」と強調した。自身のメールマガジンに記した。船田氏は茂木派に所属している。
船田氏は「党本部の役割も権限もかなり強まってきた。政治資金も人事も派閥ではなく、党本部に集約しても支障はないはずだ」と指摘した。
一方、林芳正官房長官（岸田派）は同日の記者会見で、派閥について「議員が集まって議論し、政策を磨き上げる活動には意義があると考える」と解消論をけん制。「派閥の在り方についてさまざまな議論があることも承知している」とも語った。
［時事通信社］