大津市浜大津5丁目の大津港周辺で、オオバンなどの水鳥が少なくとも40~50羽死んでいるのを18日までに滋賀県が確認した。14、16日に住民の情報提供があり、県職員が現地を確認した。
現在のところ原因は判明しておらず、野鳥などが大量死した場合に行う鳥インフルエンザの検査についても、死骸が水没したり損壊したりしており、検査可能な検体が見つかっていない状況という。
現在は同市などを担当する県西部・南部森林整備事務所が周辺の監視を強化しており、同港周辺を訪れる人に対しては、死骸を見つけても触らないことに加え、感染症を広げる野鳥への餌付けを自粛するよう求めている。
毎日、湖岸を散歩しているという男性(83)は「6日ほど前から藻に絡まっている水鳥の死骸が目についたが、だんだん数が増えている。これほど大量死しているのを見るのは初めてだ」と話していた。