迷惑系「ソマリ」に罰金20万円求刑、「今後は家族の模範でありたい」と被告

大阪・ミナミの飲食店で、動画を撮影しながら大音量で音楽を流して店員の業務を妨害したとして、威力業務妨害罪に問われた米国籍の「迷惑系」ネット配信者、ジョニー・ソマリことイスマエル・ラムジー・カリド被告(24)の初公判が19日、大阪地裁(安福幸江裁判官)で開かれた。カリド被告は、撮影行為は認めつつ「音声は自動で流れた」と起訴内容を一部否認。検察側は罰金20万円を求刑し、結審した。
検察側は論告で「視聴者を喜ばせたいとの理由で勝手な行動をした」と非難。一方、弁護側は反省している上、身柄拘束が長期に及んでいることを考慮するよう求めた。
この日の被告人質問でカリド被告は、自身の行為について「恥ずかしい。迷惑をかけた全ての人におわびする」と謝罪。最終意見陳述では「今後は動画配信をしない。母国に帰って勉強を続け、(家族の)模範でありたい」と述べた。
起訴状によると、9月12日未明、大阪市中央区の飲食店で、大音量で音楽を流すなどして、店員に被告への対応を余儀なくさせたとしている。

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