大動脈瘤破裂の疑いで緊急搬送された男性、大学病院で便秘と診断され帰宅…翌朝に容体急変し死亡

秋田大は18日、同大医学部付属病院で診察を受けた秋田県内在住の80歳代男性の診断でミスがあり、帰宅後に男性が胸腹部大動脈 瘤 破裂で死亡したと発表した。
同大によると、男性は昨年、腹痛を訴えて地域の総合病院を受診し、胸腹部大動脈瘤破裂の疑いがあるとして秋田大病院に緊急搬送された。同院の心臓血管外科医がコンピューター断層撮影装置(CT)で確認するなどしたが、血腫を発見できず、便秘と判断。翌日かかりつけ医を受診するよう男性に説明し、男性は帰宅した。
翌朝、男性はかかりつけ医を受診した際に急変し、地域の総合病院へ緊急搬送されたが死亡。同大は医療過誤と認め、緊急性が高いと他院で診断された場合は、原則、経過観察入院とするなどの再発防止策を定めた。

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