特殊詐欺事件で警察官を装って高齢者からキャッシュカードを盗んだとして、徳島県警は18日、松山市の自称アルバイトの女(29)を窃盗と組織的犯罪処罰法違反の容疑で再逮捕した。「ホストクラブに通う金が必要だった。X(旧ツイッター)で闇バイトに応募した」などと容疑を認めているという。
発表では、女は氏名不詳の男らと共謀。11月25日、「警視庁」と書いた顔写真付きの偽の身分証を首からかけて徳島市内の80代女性宅を訪れ、キャッシュカード3枚が入った封筒をすり替え、盗んだ疑い。
女性が封筒の中身を確認して被害が発覚。すり替えられた封筒にはトランプを貼り合わせたようなものが入っていた。女は、この犯行の直後に女性宅から約500メートル離れた別の高齢女性宅でも同様の手口でキャッシュカード2枚を盗んだ疑いで県警が逮捕。徳島地検が15日に窃盗未遂で起訴した。