11月10日ごろ、北海道東部の足寄町の山林に66歳のスナック経営の女性の遺体を放置したとして、58歳の無職の男が19日未明、逮捕されました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、足寄町の無職、志渡典吉（しど・のりよし）容疑者58歳です。
志渡容疑者は11月10日ごろ、足寄町の山林にスナック経営、延本真弓（のぶもと・まゆみ）さん66歳の遺体を放置した疑いが持たれています。
警察は11月11日、延本さんの親族から「電話をしても連絡が取れない」という相談を受け、事件に巻き込まれた可能性があるとみて、捜査に着手。
聴き込みや防犯カメラの映像などから志渡容疑者を割り出し、自宅の捜索や自供などから容疑が固まったとして、19日未明、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
延本さんの遺体は足寄町の山林で捜索中ですが、取り調べに対し、志渡容疑者は「（遺体を）捨てた」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は自供に基づき、遺体の発見を急ぐとともに、志渡容疑者が延本さんの殺害についてもほのめかしていることから、殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置し、調べをすすめています。
延本さんと志渡容疑者の関係について、２人を知る人は「志渡容疑者が延本さんの店を手伝っていたことがある」などと話していますが、警察は「知人」としか明かしていません。