福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)が20日、県に対して25日までに名護市辺野古の新基地建設の埋め立てにかかる設計変更申請の承認を命じる判決を出したことを受け、池田竹州副知事は同日夕、県庁で報道陣の取材に応じ、病気療養中の玉城デニー知事の「多くの県民の負託を受けた知事として、到底容認できるものではない。県としては判決内容を踏まえ今後の対応について検討する」とするコメントを読み上げた。
知事コメントでは判決について「多くの県民の民意に即した判断を期待していただけに極めて残念」とした。
判決の付言で、新基地建設に対する県民感情への一定の理解と、国と県の対話による解決に言及があったことについては「そうであるならばこの点を反映し、真の公益をくんだ判決がなされるべきではなかったか」と指摘した。
玉城知事は大葉性肺炎のため同日から療養中で、池田副知事が取材に対応した。