逮捕の男と被害者知るスナックの常連客が2人の関係語る スナック経営者の知人女性遺体遺棄 北海道足寄町

北海道足寄町の山林で、スナック経営の女性の遺体を遺棄したとして客の男が逮捕された事件。2人に何があったのか、男と被害者を知る人物に話を聞くことができました。
誕生日ケーキの前で嬉しそうに手を広げる女性。先月10日から行方が分からなくなっている延本真弓さんです。4月、自らが経営するスナックで誕生日会が開かれていました。この延本さんの遺体を先月10日に遺棄したとして逮捕されたのは、スナックの常連客だった足寄町の志渡典吉容疑者(58)です。
捜査本部は志渡容疑者の供述をもとに町内の山林を50人態勢で20日も捜索していますが、延本さんの遺体は見つかっていません。これまでの捜索では血の付いたシーツが発見されていて、血痕が延本さんのものかどうか調べが進められています。
志渡容疑者は死体遺棄について容疑を認めていますが、新たな供述が明らかになりました。
志渡容疑者:「延本さんの車で遺体を運んだ」
捜査関係者によりますと、延本さんの自宅や車内で見つかった血痕と延本さんのDNA型が一致したということです。延本さんと志渡容疑者の2人は、延本さんの車で出かけることもあったということです。
2人を知る延本さんの店の常連客)
「買い物とかたまに行くというのは聞いた。行ってきたみたいなことは聞いたことがある」
2人の間にいったい何があったのでしょうか…。
延本さんのスナックに長年通っていたこちらの女性は志渡容疑者の店での様子についてこう話します。
2人を知る人)
「(志渡容疑者が)ジョークなのかわからないけれど『真弓のこと好きだよ』とか、『真弓は僕のこと好きなんだよね』てジョークはよく言ってました」
そして、先月に延本さんの行方がわからなくなってから志渡容疑者の様子に違和感を感じていたとも話します。
2人を知る人)
「(志渡容疑者は)何してるって話で騒いでたら必ず来てくれるのに見に来なかった。普通だったら、探しているんだったら『真弓いないのか?』って探しに来るでしょ。一緒になって。それも向こうから聞いてこなかったから。考えてみたら。(延本さんは)ひょうきんでシャイな所もあったし女らしいところもあった。飲みすぎたら羽目を外しちゃうところもあったかな。だけどそこがまたかわいいところだった。真弓の人生を返してほしいね」。
志渡容疑者は延本さんの殺害についても関与をほのめかしていて、捜査本部は殺人の疑いも視野に調べています。

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