スーパークレイジー君が保釈 不同意性交等致傷罪で起訴

知人女性に性的暴行をして、けがをさせたとして不同意性交等致傷罪で起訴された「スーパークレイジー君」の名前で活動する宮崎市議、西本誠被告(37)が26日、勾留先の宮崎刑務所(宮崎市)から保釈された。2024年5月に裁判員裁判が開かれる予定で、西本被告は起訴内容を認める方針だ。
西本被告の弁護士によると、宮崎地裁が26日に保釈を認める決定を出し、保釈保証金を納付した。午後10時過ぎ、刑務所前に集まった報道陣の前に立った西本被告は「このたびは本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。記者会見を後日開くとして、今後の議員活動などには言及しなかった。
弁護士によると、西本被告は25日に宮崎地裁であった公判前整理手続きで、裁判官に起訴内容を認めた。弁護側は裁判で、女性が部屋を出た後にけがをしていることや、社会的制裁を受けていること――などを理由に情状酌量を求める方針という。
起訴状などによると、西本被告は9月3日未明、30代の知人女性の腕を引っ張る暴行を加えて同市内のホテル客室に連れ込み、胸などを触ったほか、女性が逃げた際にホテルの階段から転落したことで腕や手に約3週間のけがをさせたとしている。
西本被告は4月の市議選で、トップに次ぐ4195票を集めて初当選した。【塩月由香】

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