パワースポットとなっている高知市土佐山桑尾の巨岩「ゴトゴト石」を揺れ動かなくなるようにしたとして、高知区検は27日、20歳代の大学生男女6人を器物損壊罪で簡裁に略式起訴した。もう1人も関与していたとして捜査している。
起訴状によると、7人は昨年11月26日午後9時30分~27日午後5時頃、仁井田神社境内にあるゴトゴト石(高さ約1・5~2メートル、重さ数トン)を複数人で力任せに押し、底面にノミなどの工具を突き立てたり丸太を挟み込んだりするなどして、使用不能(損害額不詳)にしたとされる。
6月、石を保有する宗教法人が高知県警高知東署に告訴。8月に同署が書類送検していた。7人はいずれも県外から訪れていたという。
ゴトゴト石は、押しても落ちそうで落ちないと受験生や政治家らに人気のスポットで、地元では復旧に向け対応を協議する。