大野議員の岐阜事務所捜索=自宅も、3日連続強制捜査―安倍派裏金事件・東京地検

自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部は29日、政治資金規正法違反容疑で、大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区=の岐阜県羽島市内の地元事務所と自宅を家宅捜索した。議員側への強制捜査は3日連続。
事務所の捜索は午前10時半ごろ開始。約6時間半後、押収物が入ったとみられる段ボール箱15個以上を積んだワゴン車が事務所を出た。
大野氏は同派から約5000万円のキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあり、28日に東京・永田町の議員会館事務所などの関係先も捜索を受けた。
特捜部は押収した資料を分析するとともに、松野博一前官房長官ら中枢幹部や還流額が大きい議員らから任意で事情聴取するなどして実態解明を進めている。
[時事通信社]

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