4年ぶりに来たど――大みそかに「男鹿のナマハゲ」…コロナ5類移行を受け久々実施の町内会も

4年ぶりに来たど――。
秋田県男鹿市で31日、大みそかの恒例行事「男鹿のナマハゲ」が市内各地区で行われ、ナマハゲたちの「泣く子はいねがあ」などの野太い声が響きわたった。
同市脇本地区の打ヶ崎町内会では、コロナの5類移行を受けて4年ぶりに行った。午後6時半頃から、赤と青の2種類の面と、「ケデ」と呼ばれるわらの衣装を着用したナマハゲ4匹が二手に分かれ、先導役と共に約100軒の家々を回った。
同町内会のナマハゲ保存会事務局長安藤金秋さん(69)は「住民の高齢化で開催できるか不安もあった。ナマハゲの文化をこれからも残していきたい」と話した。
ナマハゲは怠け者を懲らしめて災厄を払い、無病息災や豊作、豊漁をもたらす来訪神。同市の事前調査では、「実施する」と回答した68町内会のうち、4年ぶりの実施は7町内会あった。

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