2日午後5時55分頃、東京都大田区の羽田空港C滑走路で、航空機が炎上したと東京消防庁に通報があった。同庁などによると、滑走路上で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した。
国土交通省などによると、航空機は新千歳(北海道)発羽田行き日本航空516便。午後4時20分頃に出発し、同5時46分に羽田に到着する予定だった。日本航空関係者によると、乗員12人、乗客367人の計379人は全員脱出したとの情報があるという。
政府関係者によると、日航機と衝突したとみられるのは、海上保安庁羽田航空基地所属の「MA722」ボンバルディア社製の機体だという。
この事故を受け、羽田空港の滑走路は全て閉鎖された。
NHKのテレビ映像では、日航機が空港に着陸すると同時に炎が上がり、炎上したまま滑走路を進む様子が確認された。同便の機体は停止後も後部から黒煙が上がり、機体の中からも炎が上がる様子が見られた。
周辺には多数の消防車が駆けつけ、東京消防庁が消火活動に当たっている。