能登半島地震で金沢市内は、地震の影響とみられる土砂崩落が相次いだ。
同市吉原町の高台に立つ石川県立金沢北陵高校では、生徒や職員が校舎内に入る出入り口前の地盤が大きく崩落し、校舎下の支柱がむき出しになった。
同校には約500人の生徒が通学しており、今週いっぱいの登校の禁止を通達。今後の学校運営については、3日以降に県担当者と協議する。同校は1日、地震発生後に避難所として開放されたが、地盤崩落を受け、同日午後10時に閉鎖された。
同校の男性(52)は「地盤が緩いと聞いていたが、まさかこんな事態になるとは」と驚きを隠せない様子だった。
一方、金沢市の金沢東部環状道路・東長江インターチェンジそばの県道では、道路脇から崩落した土砂が約30メートルにわたって片側2車線の道路をふさいだ。復旧は3日以降になるという。