山本太郎氏「カレーを断る理由はない」被災地で炊き出し勧められ「普段の何万倍もおいしかった」

れいわ新選組の山本太郎代表は17日、国会内で会見し、能登半島地震の被災地に視察に出向いた際に、現地で活動するNPOから炊き出しのカレーを勧められて食べたことをSNSで発信し物議を醸したことへの受け止めを問われ「断る理由はない」と述べた。
「物議というか、人々の議論が生まれるということに関しては、それはそれでいいと思う」とした上で「私がカレーを食べさせていただいた時間帯は、夜9時くらい。全体の配食が終わって、NPOの方も食べ終わった後の残りのもの。もちろんありがたい話だ」とした上で「私たちも自己完結で滞在中の食糧は持ってはいたが、勧められた。自分たちがおいしいものを作ったので食べていってよというようなことに関して、断る理由はありません」と述べた。
「混乱した中、物資も乏しい中で作ってくださった中でのカレーは、普段より何万倍もおいしいものだった」と振り返り「(カレーを食べながら)そこで行われるコミュニケーションは情報を手に入れるためにも重要な部分を占める」と、意義を強調した。
一方で「山本太郎のカレーごときで、これだけ炎上する話だから、この先、例えば自治体職員が(現地で炊き出しの)カレーを食べたということが(あれば)炎上する余地はある。私はたたかれてもいいが、応援に入られている方が気遣いをしながら活動するストレスを、与えるべきではないと思う」と持論を述べた。
山本氏は今月5~6日と11~12日の2度、能登町や珠洲市などを回り、実態把握に務めた。5日のX(旧ツイッター)で、現地で勧められた炊き出しのカレーを食べたことを写真とともに報告したため批判が相次ぎ「炊き出しのカレー」が、一時インターネット上のトレンドワードになった。
この会見に先立ち、れいわは今回の地震にかかる震災復興やの被災者への支援について、岸田文雄首相あての要請書を内閣官房に申し入れた。現地で山本氏が被災者などに聞き取った内容を反映させたという。

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