「すぐお金お金と…」生前に悩み打ち明け 死亡夫婦の長男と“逮捕の女”は過去に交際、金銭トラブルも 東京・足立区の死体遺棄事件

東京・足立区の住宅の床下に50代の夫婦の遺体を遺棄したとして30歳のフィリピン国籍の女が逮捕された事件で、女は夫婦の長男の元交際相手で、長男との間に金銭トラブルを抱えていたことが新たにわかりました。
ピースサインで笑顔を見せる女性。きのう遺体で見つかった高橋希美江さん(52)です。夫・徳弘さん(55)の遺体と並んだ状態で見つかりました。
そして午前3時すぎ、死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、フィリピン国籍のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者(30)です。
記者「警視庁の捜査員が、男女の遺体が見つかった自宅に入っていきます」
遺体発見時の状況が徐々に明らかになってきました。
捜査関係者によると、夫婦の遺体は1階にある洗面所の床下で発見。捜査員が床下収納を取り外したところ、遺体はその下から黒とグレーのシートにくるまれた状態で見つかったということです。
実はモラレス容疑者、亡くなった夫婦の長男とは以前、交際関係にあり、その長男との間に“金銭トラブル”を抱えていたことが新たにわかりました。
希美江さんの長年の知人は。
希美江さんの長年の知人「息子くんがそのフィリピンの人(モラレス容疑者)、結婚する予定だった方にお金を貸していたと聞いた。すぐお金お金、みたいな」
希美江さんは去年、モラレス容疑者について、金を返済せず「話が二転三転し誤魔化している」などと、悩みを打ち明けていたといいます。
希美江さんの長年の知人「どこまでが本当で、どこまでが嘘か、何が何だかわからないって。 最終的には絶縁、親子の関係を切るか、その彼女(モラレス容疑者)かどっちかにしろって」
さらに希美江さんは事件現場になった住宅についても、「2人の結婚のために建てた」と話していたといいます。
モラレス容疑者が夫婦の遺体を遺棄したとされるのは今月16日。ただ、捜査関係者によると、その日の夜8時すぎに夫婦の長男が帰宅した際には、玄関には鍵がかかっていたということです。
モラレス容疑者はどうやって住宅に入り、そして鍵を閉めたのか。
取り調べにモラレス容疑者は。
モラレス容疑者「私は知りません」
警視庁は、夫婦が死亡したいきさつについてもモラレス容疑者が事情を知っているとみて調べる方針です。

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