裏金事件で在宅起訴の大野泰正参院議員 周囲には「議員辞職は考えていない。裁判できっちり戦う」 自民党は離党

最大派閥の安倍派など、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金”事件。
1月7日に逮捕された、愛知3区が地盤の衆議院議員 池田佳隆(いけだ よしたか)容疑者(57)に続いて注目を集めていたのが。
岐阜選挙区選出の大野泰正(おおの やすただ)参議院議員(64)。所属する安倍派のパーティー券を販売した際に、派閥から5154万円ものキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかった罪に問われています。
東京地検特捜部は去年12月末、東京都内にある大野議員の事務所、それに地元、岐阜県羽島市の事務所や自宅マンションなどを家宅捜索していましたが、1月19日午後、大野議員と会計責任者補佐の岩田佳子秘書を政治資金規正法違反の罪で在宅起訴しました。
関係者によりますと大野議員は、これまでの東京地検特捜部の任意の事情聴取に対して自身の関与を否定。
在宅起訴されるなど立件された場合には自民党を離党する意向を示し、19日、党本部に離党届を提出。自民党は在宅起訴を受けて大野議員の離党届を受理しました。
大野議員が立件されたことについて、地元の有権者は。
(地元有権者)「裏切られたなという気持ちが強い」「しっかりと経緯を説明して、なぜそうなったのかを言うべき」「こういうタイミングで(地元岐阜県の)羽島という名前が全国に知れ渡るのは、羽島市民としては喜ばしくない」
関係者によりますと、大野議員は周辺に「議員辞職は考えていない。裁判できっちり戦う」などと話しているということです。

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