難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の患者への嘱託殺人や知人の父親を殺害した罪などに問われている医師の裁判で、知人の父親の殺害計画について「話を合わせただけ」などと加担を否定しました。 医師の大久保愉一被告(45)は元医師の山本直樹被告(46)らと共謀し、山本被告の父親・靖さん(当時77)を殺害した罪などに問われています。 これまでに大久保被告側は無罪を主張していますが、検察側は2人がメールで殺害計画を練り上げたと指摘。 1月22日の裁判で大久保被告は、山本被告に送信した「点滴にナトリウムを入れたらいい。老人は早く死んでほしい」などのメールについて、「早く死なせる方法を山本被告から尋ねられ、気乗りしなかったがしつこかったため話を合わせようとしただけ。高齢者に早く死んでほしいとも思っていない」と主張し、殺害計画への加担を否定しました。