「もう憎しみしかないです」放火殺人事件で子ども2人失った親が心境語る あす初公判

3年前、兵庫県稲美町で小学生の兄弟が死亡した放火殺人事件。1月25日の初公判を前に、兄弟の両親が胸の内を語りました。 起訴状などによりますと、無職の松尾留与被告(53)は2021年、稲美町の自宅にガソリンをまいて火をつけ、同居していた甥の松尾侑城君(当時12)と眞輝君(当時7)を殺害した罪に問われています。 (侑城君・眞輝君の父)「あれから時間は止まったままで、どこかに2人がいるんじゃないかと。元気なかわいい侑城と眞輝をかえしてほしい」 家が全焼したため2人が描いたものはほとんど燃えてしまいました。車の中に残っていた手紙が数少ない2人の形見です。 逮捕後の取り調べで松尾被告は「夫婦に精神的な苦痛を与えたくて大切にしている子どもを狙った」と供述しています。 (侑城君・眞輝君の父)「不満があれば何でその時に言わなかったのか。もう憎しみしかないです」 初公判は1月25日に行われ、遺族は被害者参加制度を利用する予定です。

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