立憲民主党の泉健太代表は24日、能登半島地震をテーマに行われた衆院予算委員会閉会中審査で、自民党の裏金事件や派閥の問題も抱えながら震災対応に当たる岸田文雄首相の立場に苦言を呈した。
「最近の総理の時間の使い方をみると、自民党の裏金問題や派閥の問題、そちらのほうに時間を取られすぎている。大変残念に思う。被災者の方々も怒っていますよ、これは」と批判をまじえて指摘した。
「被災地では、炊き出しでもなかなかお金が少なく、温かいものを食べたい、もう少しまともなものを食べたいと思っているのに、自民党議員は裏金で多くの金を手にしている。しかもまだ懐に入れたままですからね。こうした状態であることは、本気で反省してほしい」と、首相にくぎをさした。
26日の通常国会召集後、29日に政治とカネをめぐる集中審議が予定されていることもあり、泉氏は裏金問題などにはここで区切りをつけ、被災地支援など震災に関する内容で、首相に要望したり見解をただすなどした。