東京・足立区の住宅の床下から夫婦の遺体が見つかり、男女2人が逮捕された事件で、通報した長男が「帰宅した際に洗剤のようなにおいがした」と話していたことがわかりました。
この事件は先週、住宅の床下から高橋徳弘さんと妻の希美江さんの遺体が見つかり、モラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者とデラ・クルース・ブライアン・ジェファーソン・リシン容疑者が逮捕されています。
自宅には血痕が複数あり、拭き取られたような跡があったことがわかっていますが、捜査関係者への取材で、鑑定の結果、血液のDNA型が夫婦のものとデラ・クルース容疑者のものと一致したことがわかりました。
デラ・クルース容疑者は手をケガして事件後に入院していて、警視庁は、夫婦と争った際にケガをしたとみて調べています。
また、長男が警視庁に「帰宅した際に洗剤のようなにおいがした」と話していたことがわかりました。警視庁は2人が血を拭き取るなど証拠隠滅を図ったとみて、夫婦が死亡した経緯についても調べる方針です。