音喜多駿氏「朝生」で田原総一朗氏に生苦言「話をみんな遮る」「この番組も面白くない」

日本維新の会の音喜多駿政調会長(40)は27日未明、テレビ朝日系「朝まで生テレビ」に出演し、若い世代と政治との関わりについての議論の中で、同番組のスタイルに苦言を呈した。
パネリストの1人、政治ジャーナリスト田崎史郎氏が現在、被選挙権は衆院は25歳以上、参院や知事は30歳以上であることに触れ「被選挙権が下がれば当然、若い人たちも立候補できるようになり、投票に行くようになる。(引き下げの議論は)各党の責任だ」と問題提起した。
これに対し、音喜多氏は司会のジャーナリスト田原総一朗氏に「音喜多さんは今いくつ?」と問われ「40です」と答えると、続けて、若い世代の政治への関心の薄さを念頭に「政治の話が面白くないからですよ。例えば、この番組も、面白くないんですよ。10代、20代が見て、面白いと思うかと」と主張。田原氏に「なんで面白くないの」と問われると「それはね、話をみんな遮るからですよ。人の話を聞かないで、隣り合っている人の話を遮って、わーわーやっているのを…」と持論をぶつけた。
田原氏は「全く違う」と、強い調子で反論したが喜多氏は「いや、そうだと思いますよ」と、譲らなかった。
田原氏が「今の若い人は、この国をどうしようと思っていない」と指摘すると、音喜多氏は「そういう高尚な話の前に、怖いわけですよ。わーわーやって、ばーんとやっているのが怖いわけですよ」「もっとフレンドリーにいかないと」と持論で応じた。
「田原さんにどんな思いがあるのかは分かるんですけれど、やっぱり人の話を最後まで聞くとか、丁寧に対応するとか、この政治の世界にはないし、この番組にもないわけですよ」と、訴えた。
ほかの各党のパネリストからは「遮られているとは全然思わない」「すごいオープン」などの反論も出たが、元衆院議員で弁護士の菅野志桜里氏は「音喜多さんの言っていることには一理ある。この場がどうかは別にして」と、番組への苦言とは一線を画した上で「(若い世代は)政治の議論にかかわると面倒くさいと思っていたり、敵味方に分かれてすごくつらいと思っていたり。もうちょっとフレンドリーに政治を話すカルチャーは絶対必要と思います」と述べた。
菅野氏の発言中にも、田原氏は「あのね」「いや、ちょっと待って」と割り込もうとしたが、菅野氏は最後までしゃべりきった。
同番組での田原氏の進行をめぐっては、出演者の話を遮るように発言したり、「うるさい、黙れ!」などと怒声を上げてSNS上で「炎上」したこともある。

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