《今治・ピアノ教師殺人》ストーカー化していた容疑者に「別れ話」次女は警察に相談するも「旦那が家を出ていって……」 男との接点は

1月26日の夕方、愛媛県今治市の住宅で、ピアノ教師・冨田小雪さん(64)が首を切られ殺害された事件。事件後、冨田さんの次女(35)と連絡が取れなくなっていたが、警察は27日夜、次女を西条市内で保護。さらに行動を共にしていたとされる次女の知人で自称会社員の榊原正道容疑者(34)が、次女に暴行を加えた容疑で逮捕された。
「事件直後、榊原容疑者と冨田さんの次女とみられる女性が2人で現場から立ち去る様子が、付近の複数の防犯カメラに残っていました。次女は西条市内で保護された際『直前まで容疑者といた』などと供述しているとのことです。容疑者は次女に対する暴行容疑を認めていて、周辺から凶器など見つかっていませんが、警察は榊原容疑者を冨田さん殺害の重要参考人として関連を捜査している」(全国紙記者)
事件当日、レッスン中だったのか、現場ではピアノ教室に通う生徒の男子中学生が縄で両手を縛られた状態で見つかっている。残忍な方法で殺害された冨田さんの印象について、今治市役所の関係者は「笑顔の優しい人でした」と無念そうに話す。
「今治市の少年少女合唱団で、子供たちに音楽を教えています。練習は月イチくらい、発表会も年に2回程度行われ、1月7日に発表会があったばかりでした。昼間、家からはよく綺麗なピアノの音が聞こえましたよ。子供からはもちろん、親御さんからも信頼されていたので、なぜ彼女がこんな目に遭わなければいけなかったのかわかりません……」
家では冨田さんと次女、その子供2人の4人で生活していた。近隣に住む40代の男性は、「彼女を悪くいう人はいませんよ」という。
「ご主人は20年ほど前に亡くなっていますが、子2人を育てあげて、人当たりがいいから町内の会議にもよく参加されていました。すごく人徳のある方でした。
小雪さんは数年前、次女と一緒に『なんでも鑑定団』に出演してたこともあるんです。ヴィンテージカメラを出品してたんじゃないかな」
重要参考人になっている榊原容疑者の知人と報道されている次女だが、冨田さんの家の近くに住む住民は近年、冨田さんと次女との“異変”を感じ取っていた。
「ここ1、2年、母と娘の言い争いや喧嘩が絶えなかった。次女は2年ほど前から、職種はわからないけど水商売の仕事を始めたみたい。派手な化粧に露出の多いミニスカートを着て、明け方に見かけることもありました。
去年の11月頃くらいだったか、小雪さんの家で一緒に住んでいた次女の旦那が、離婚したのかまではわかりませんが、家を出ていったんです。前後するように母親と言い争うような声が聞こえたり、次女らしき声で子供を叱りつける声を聞くことが増えた。次女の子供が小学校に登校するときに、ひとり泣いている姿も見たことがあります」
榊原容疑者は隣町である西条市樋之口に住んでいたという。前出の全国紙記者が語る。
「住んでいた平屋のアパートには数年前まで同居する女性がいたが、今は一人で住んでいるようです。次女とは西条市内の店で知り合った可能性があるとして、警察は捜査を進めています」
真相究明が待たれる。
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