先週、東北・上越・北陸新幹線が架線のトラブルで一部区間で運休したことを受け、JR東日本がきょう会見を行い、トラブルの原因となったものと同じ部品のうち、およそ半数が新幹線の開業当時から交換されていなかったと明らかにしました。
先週の新幹線のトラブルは、架線を引っ張りあげる重りを支える部品が切れて架線が垂れ下がり、停電につながったことが原因とみられています。
JR東日本の管内には、今回の原因となった部品と同じ部品がおよそ500か所あり、緊急点検を行ったところ、ひび割れを含め異常は確認されませんでした。
一方、このうち半数を超える部品が、その沿線の新幹線開業当時から交換されておらず、今回のトラブルの原因となった部品も東北新幹線が大宮から上野まで延伸した38年前から交換されていなかったということです。
JR東日本は今後、「この部品の交換などの対策を進める」としています。