マニラ拠点に架空請求か、日本人8人に詐欺未遂容疑で逮捕状…神奈川県警が捜査員20人を現地派遣

フィリピン・マニラを拠点に日本の高齢者らを狙った架空請求詐欺に関与したとして、神奈川県警が詐欺未遂容疑で日本人グループの20、30歳代男計8人の逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材で分かった。現地当局が8人を拘束しており、県警は身柄の引き渡しを受けるため、捜査員約20人を現地に派遣した。30日にも日本へ移送して逮捕する方針。
捜査関係者によると、男らは詐欺電話をかける「かけ子」役で、大半は2020年頃からフィリピンに順次入国し、マニラで生活しながら日本への詐欺電話を繰り返していたとみられる。フィリピン当局はすでに不法就労の疑いで男らをマニラ郊外にある入国管理局の収容施設に拘束。拠点とされるマンションからは携帯電話やパソコン、住所録などを押収しているという。
県警は、20年2月の熊本県内の女性に対する詐欺未遂容疑で逮捕する方針。男らのグループによる被害総額が数千万円に上る可能性もあるとみて調べる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする