宝塚歌劇団に所属していた25歳の女性が死亡した問題で、遺族側と劇団側で面談が行われ、一定の進展はあったものの解決には至らなかったということです。
去年9月、宝塚歌劇団の宙組に所属する女性が死亡した問題では、劇団側がパワハラは確認できなかったとする調査報告書を去年12月に公表していましたが、遺族側からの要請を受け公表をとりやめています。
遺族代理人によりますと、こうしたことを受け、先月24日に劇団側と3度目の面談を行い、死亡した女性の母と妹が初めて出席し、直接、劇団側に意見を述べたということです。
これに対し、劇団側からはこれまでの見解を変更し、遺族側の意見に相当程度配慮した内容の発言があったということですが、問題解決に向けた合意はなされなかったため、引き続き面談での交渉を行うということです。
次回の面談は2月末日までに行う予定だということで、改めて解決に向けた対応を求めるとしています。