「多額の賠償金を受け取れます」などとウソのメールを送り、ギフトカードをだまし取ったとして、警視庁は、特殊詐欺グループの男女5人を逮捕しました。
警視庁によりますと、望月ひとみ容疑者や内藤真太郎容疑者ら5人は去年、神奈川県の男性に「弁護士の和田」を名乗り、「賠償金15億3000万円を受け取れます」などとウソのメールを送り、手数料の名目でギフトカードおよそ170万円相当をだまし取った疑いがもたれています。
この特殊詐欺グループは東京・新宿区のビルの一室をアジトとして、メールの“打ち子”役が名簿をもとに多額の現金を受け取れるかのようなウソのメールを大量に送信していたとみられています。
警視庁は望月容疑者がカネを管理する「金庫番」とみていて、グループによる被害は少なくとも1億2000万円にのぼるとみられています。