妹夫婦の子どもを殺害した罪に問われている男「今の精神状態で謝ることはできない」 小学生の兄弟死亡の放火殺人事件

小学生の兄弟2人を殺害した罪に問われている伯父。「謝ることはできない」と裁判で話しました。 起訴状によりますと、無職の松尾留与被告(53)は2021年11月、兵庫県稲美町の民家にガソリンをまいて火をつけ、同居していた甥の松尾侑城くん(当時12)と眞輝くん(当時7)を殺害した罪などに問われています。 これまでの裁判で弁護側は「同居していた妹家族に無視や嫌がらせをされているように感じ、感情をコントロールできなくなった」と主張。犯行の動機について松尾被告は「あいつらの大事なものを奪って苦しめたかった」と述べていました。 2月5日の被告人質問で妹夫婦への謝罪の気持ちを尋ねられた松尾被告は「今の精神状態で謝ることはできない」と述べました。また、被害者参加制度を利用して出廷している妹夫婦について、「十分に苦しんでいない」と発言。妹夫婦の弁護人に「犯行の目的は失敗に終わったのか」と問われると、「はい」と答えました。 判決は2月15日に言い渡される予定です。

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