博多駅前で元交際相手を刺殺か?別事件の審理で法廷に立った男は“誤想防衛”による無罪を主張

JR博多駅前の路上で元交際相手の女性を包丁で刺し殺害したなどとされる男の裁判です。駅前の事件とは別に、面識のない男性を殴り重傷を負わせたとされる事件の初公判が5日、開かれ、男は無罪を主張しました。
◆面識のない男性を路上で殴り重傷を負わせたとして起訴
初公判を迎えたのは住居不定無職・寺内進被告(32)です。寺内被告は去年1月、JR博多駅前の路上で元交際相手の川野美樹さん(当時38)を包丁で突き刺し殺害したほか、福岡市博多区上川端町の路上で面識のない男性の顔を複数回殴りけがをさせたとされています。男性は目の周りの骨を折るなど重傷を負いました。
◆「交際相手が連れ去られそうだった」“誤想防衛”による無罪を主張
5日、福岡地裁では男性に対する事件の初公判が行われ、寺内被告は「手拳では殴っていません」と述べ、起訴内容を否認しました。検察側は「交際相手の川野さんに被害者が声をかけたことに立腹して蹴り、その後、警察に通報していた被害者を見て顔を殴った」などと主張しました。一方、弁護側は「酔い潰れた川野さんが連れ去られそうだったため身を守るため反撃した」「腕の内側が顔面にあたった」などと説明。“誤想防衛”による無罪を主張しています。

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