高齢女性からキャッシュカードを盗んだなどとして大阪府警特殊詐欺捜査課は7日、詐欺と窃盗の疑いで、特殊詐欺グループの指示役で大阪府東大阪市中新開の自営業、井上綾那(りょうな)容疑者(32)ら2人を逮捕した。
逮捕容疑は令和4年12月、市役所職員を名乗り、府内の80代女性宅に電話をかけ、「国民健康保険料の還付金がある」とをいって女性のキャッシュカードを盗み、ATMからカードを使って約62万3千円を引き出したとしている。
府警はこれまでにグループのメンバー52人を摘発した。グループは認知症や1人暮らしの高齢者らをターゲットに犯行を繰り返していたとみられ、被害額は7億2720万円に上るという。