男性の詐欺被害額は「1770万円 」LINEグループに招待され株式投資を勧められる 北海道旭川市

北海道・旭川東警察署は6日、旭川市に住む70代の男性が、現金1770万円をだまし取られる特殊詐欺事件が起きたと発表しました。
警察によると、男性は2023年11月頃、インターネットで投資専門家のホームページを閲覧していたところ、その投資専門家のアシスタントを名乗る人物からLINEのグループに招待されました。
男性は、そこで投資専門家のアシスタントを名乗る人物から株式投資を勧められ、2023年12月12日から今年1月5日までの間、6回にわたって合計970万円を銀行窓口で口座に振り込みました。
その後、男性は投資専門家のアシスタントを名乗る人物から「更に高配当の株式投資をするためにはもっと資金が必要だ」と融資を勧められました。
男性はこれを信じ融資を申し込みましたが、投資専門家のアシスタントを名乗る人物から「収益は大幅に増加しているが現金化するには融資金額と同額の入金が必要」と説明され、今年1月19日から25日までの間、3回にわたり合計800万円をさらに口座に振り込み、合計1770万円をだまし取られたということです。
男性は、翌1月26日と29日に収益を引き出そうとしましたが、投資専門家のアシスタントを名乗る人物から「2月3日の関連企業のチャリティーイベントに寄付しないと引き出せない」と言われたため、金融機関から融資を受けようと思い、電話をしました。
しかし、会話を聞いていた男性の妻が不振に思い、息子に相談したところ、詐欺に気づいたということです。
警察によると、男性は最初に投資を勧められた際に、投資専門家のアシスタントを名乗る人物から、収益の増減などを確認できる「アプリ」をインストールするように言われていて、そこで収益が増加していたことを確認していたので、詐欺に気づいてなかったということです。
警察は「SNS等で投資名目での高額の振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高いことから、すぐに振り込まず警察に相談してください」などと注意喚起しています。

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