日本航空機が管制官からの指示を誤って認識して滑走路に進入するなどの事案が相次いでいることを受け、国土交通省がきのう、日本航空に抜き打ちで立ち入り検査に入ったことがわかりました。
日本航空機を巡っては、去年、アメリカの空港で管制官の指示を誤って認識し滑走路に進入する事案が起きていて、日本航空が再発防止策を実施していました。
こうした中、関係者によりますと、今月6日にも別のアメリカの空港で管制官の指示とは違う誘導路に進入する事案が起きていたということです。
この時は管制官の指摘を受けて滑走路への進入はありませんでしたが、着陸態勢に入っていた航空機1機が着陸をやり直す=「ゴーアラウンド」をする事態になりました。
再発防止策を講じたあとにトラブルが発生したことを重く見て、国交省はきのう、羽田空港にある日本航空の事務所を抜き打ちで立ち入り検査しました。
トラブルが相次いでいる原因を分析し、防止策をまとめるよう指示したということです。