去年、東京・港区などで暴力団事務所への襲撃が相次いだ事件で、警視庁は指定暴力団・住吉会系の暴力団の組長などあわせて12人を逮捕しました。
組織犯罪処罰法の建造物等損壊の疑いなどで逮捕されたのは、指定暴力団・住吉会系暴力団「中越組」組長の中越健二郎容疑者(45)など幹部や組員の男6人です。
6人は去年10月20日、港区海岸にある住吉会系の暴力団・三代目村田会の事務所を襲撃して、車3台を損壊した疑いがもたれています。
また、この事件の翌日、三代目村田会の組員らが中野区の中越組幹部の関係先の住宅に車で突っ込み報復したとして、警視庁は三代目村田会の組員や関係者など男6人も逮捕しています。
この事件をめぐっては去年10月、港区・六本木で指定暴力団・住吉会系の暴力団▼三代目村田会と▼堺組の組員同士のケンカを発端に住吉会系内部のトラブルが4件連続していました。
警視庁は、住吉会系の傘下組織同士の内部抗争とみて、事件の詳しいいきさつを調べています。