「女性は子ども3人産んで一人前」発言の有無問われた福岡・宮若市長「発言しました」…辞職の考えは否定

福岡県宮若市の塩川秀敏市長(75)による職員へのハラスメント問題で、塩川市長は15日の市議会百条委員会に出席し、職員アンケートで指摘されたハラスメント行為の多くをおおむね認めた。
百条委は、塩川市長を証人喚問し、市職員労働組合が昨年12月に実施した職員アンケートの結果を基に尋問。アンケートでは、回答者の約2割がハラスメントを受けたと答えていた。
神谷喜久雄委員長が行った主尋問では、「女性は子どもを3人産んで一人前」「あんたは子どもがいないから親の気持ちがわからん」という発言の有無が問われ、塩川市長は当時の状況や経緯を説明しながら「発言しました」と回答した。
また、忌引で3日間休んだ職員に「忙しい時期に何事じゃ」などと発言した点については、「やったと思います。謝ります」と述べた。
このほか委員10人による尋問も行われ、塩川市長は職員への 叱責 に関しても「机をたたいて(叱責)したことはあります。パワハラになると思います」と語った。
終了後、塩川市長は報道陣の取材に応じ、今後については「大事なのは私がきちんと謝ることで、職員との信頼回復は可能」と述べ、辞職の考えはないことを強調した。神谷委員長は「ハラスメント行為を受けた職員の証人喚問も可能か検討したい」と話した。

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