陸自3人死傷銃撃で元自衛官候補生の19歳を逆送へ…岐阜家裁「残虐な犯行」、地検は起訴方針

陸上自衛隊「日野基本射撃場」(岐阜市)で昨年6月、自衛官3人が銃撃されて死傷した事件で、岐阜家裁は19日、強盗殺人などの非行事実で送致された元自衛官候補生の男(19)(懲戒免職)を検察官送致(逆送)すると決定した。浜口紗織裁判官は「残虐な犯行で、社会的影響も深刻」として刑事処分が相当と判断した。岐阜地検は勾留期限の28日までに起訴する方針。
決定要旨などによると、男は昨年6月14日、射撃訓練中に弾薬を奪おうとして小銃を発射。隊員2人を死亡させ、1人に重傷を負わせたとされる。
男は、改正少年法が定める「特定少年」にあたり、起訴されれば、氏名が公表される可能性がある。
男に対しては、岐阜地検が刑事責任能力を調べる鑑定留置を今年1月18日まで実施。地検は刑事責任を問えると判断し、同23日に岐阜家裁に送致していた。

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