逮捕の55歳の幹部自衛官、同様の手口で犯行くり返していたとみて捜査…弁当の水増し発注で約95万円だまし取り、見返りは10万円超の商品券などか 陸上自衛隊・旭川駐屯地

陸上自衛隊・旭川駐屯地の“弁当水増し”詐欺事件…警察は、逮捕した55歳の幹部自衛官が同じような手口で犯行をくり返していたとみて、引き続き調べをすすめています。
19日午前、検察庁に身柄を送られた旭川駐屯地業務隊補給科の2等陸尉、目時芳幸(めとき・よしゆき)容疑者55歳…旭川市の日用品・食品等販売会社、加藤商事の会長、宮崎二維(ふたい)容疑者76歳と共謀し、去年1月、旭川駐屯地で弁当を発注する際、5日間で合わせて1250個分を水増し発注した代金94万5000円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、目時容疑者は去年12月まで、旭川駐屯地の隊員の食事、それに伴う予算管理を担当する「糧食班長」でした。
当時、旭川駐屯地では、2か所ある食堂のうち、1か所が配水管工事で使えなくなっていましたが、目時容疑者は、もう1か所も使えないということにして、弁当を水増し発注。
だまし取った金額分の一部の見返りとして、10万円分を超える商品券、除雪用品や空気清浄機などを受け取っていたとみられています。
警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていませんが、目時容疑者から犯行を持ちかけ、同じような手口で犯行くり返していたとみて、引き続き調べをすすめています。

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