両親が4歳児を殺害か 新証言“もう一つの家”で見せた母親の意外な素顔【バンキシャ!】

東京・台東区で、4歳の二女に抗精神病薬などを摂取させ中毒死させたとして両親の細谷健一容疑者と志保容疑者が逮捕された事件。この夫婦には都内の自宅ではない、“もう一つの家”がありました。この家で母親が見せていた意外な素顔とは──。(真相報道バンキシャ!)
17日、バンキシャ!が向かったのは…
記者
「志保容疑者が住んでいた家です」
郵便受けに残されたチラシ。部屋の前には物が散乱していた。ここは、かつて殺人の疑いで逮捕された細谷志保容疑者(37)が母親と暮らしていた、“実家”とも言えるアパート。
アパートの大家によると、母親はすでに亡くなっているが、いまも志保容疑者と健一容疑者(43)が、この部屋を借りているという。
アパートの大家
「中はゴミ屋敷」
「警察が家具とかすべて出して、証拠になるものを取り出していた」
去年9月、警視庁はこの部屋を家宅捜索していた。玄関には折りたたみのベビーカー。窓にはハロウィーン用の飾り。さらに室内には、子ども用とみられる本などが残されたまま。
夫婦はこの部屋を“別宅”として使い、連休になると訪れていたという。ところが、亡くなった二女の美輝ちゃん(4)が生まれてから、ある“異変”を感じたという。
アパートの大家
「いつも来ると下の子(美輝ちゃん)の赤ちゃんの泣き声ばかり聞こえる」
「泣き方も尋常じゃない。『ぎゃあ』って泣き方をするときもあって、そのあとずっと泣いてる」
さらに…
アパートの大家
「夫婦げんかしてるなと思ったことがあって。女の人の声がすごいドスのあるような、細い声ではなく、太い声で」
2年ほど前から2人は、パタリと来なくなったという。
アパートの大家
「全然来なくなっちゃった。なんか変だな」
そして去年3月、事件は起きた。さらに取材を進めると、志保容疑者と健一容疑者の異様な関係が見えてきた。
志保容疑者を保育施設で目撃したという保護者は…
保護者
「保育園で遠足の行事があったとき、(志保容疑者が)車椅子に乗ってきて、みんなビックリしちゃって。(健一容疑者が)車椅子を押してあげて、荷物も持ってあげて、ご飯も食べさせてあげて」
去年6月に逮捕前の2人を捉えた映像には、健一容疑者が支える自転車に志保容疑者が乗り、それを健一容疑者が押しながら歩く姿が。
志保容疑者の“実家”アパートの大家も、そうした異様な関係を目の当たりにしていた。
それは、この部屋に一人で住んでいた志保容疑者の母親が亡くなったときのこと。部屋を訪れていた2人に解約するか確認にいくと…
アパートの大家
「(健一容疑者が)『ちょっと待ってください』と志保容疑者に聞きに行ってた」
「『心の整理ができないから、もう少し貸しておいてください』と、常にすごくフォローしている。奥さんのことを」
「すべてガードしてる。サポートしてる」
何をするにも志保容疑者と直接話すことができず、必ず健一容疑者を通していたという。
4歳の娘、美輝ちゃんに抗精神病薬などを摂取させ、殺害した疑いがもたれている2人。捜査関係者によると、逮捕後の調べに対し、志保容疑者は黙秘。健一容疑者は容疑を否認した後、取り調べを拒否しているという。
(2月18日放送『真相報道バンキシャ!』より)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする