糖尿病患者に対して適切な治療をせず死亡させその後十分な検証を行わなかったなどとして、神戸市は医療法人「徳洲会」に改善命令を出しました。 改善命令が出されたのは神戸市垂水区にある神戸徳洲会病院を運営する医療法人「徳洲会」です。 市によりますと、元々糖尿病で通院していた70代の男性患者が新型コロナウイルスに感染し神戸徳洲会病院に入院、今年8月に症状が悪化し別の大学病院に転院しましたが、症状が落ち着いたため9月に神戸徳洲会病院に戻ったということです。 しかし、当初、糖尿病が見落とされ、インスリン投与など適切な対応が行われず、病院は数日後に気付きましたが、10日後に死亡しました。 その後法人は適切な検証を行わず医療安全体制が機能していないなどとして、神戸市が兵庫県では初となる医療法に基づく改善命令を出しました。