投資の運用をする気がないのに建設用木材への出資名目で金をだまし取ったとして、愛知県警は22日、詐欺容疑で名古屋市の物流会社「五洋ホールディングス」前社長の男性(54)=詐欺罪で起訴=を書類送検した。捜査関係者が明らかにした。ねずみ講まがいの手法で数百人の出資者を集め、被害総額は40億円前後に及ぶとみられる。
捜査関係者などによると、国外で建設用木材を買い付けて国内で売却、転売益を配当するとの架空の投資話を持ちかけ、岐阜県中津川市の夫婦らから出資金をだまし取った疑いが持たれている。
被害者によると「広告看板をたくさん出している」とけん伝し、十分な資産があると信用させていた。