山形県米沢市の福島県境にある廃トンネル「栗子 隧道 」内で、氷が地面から生えるように成長した「 氷筍 」が無数に出現し、話題となっている。
氷筍は、トンネルの天井からしみ出した水滴が路面に落ちて凍り、上へと伸びたもの。今年は大きいもので高さ1メートル50ほどに成長している。
標高約870メートルにある栗子隧道までは、雪道を歩いて登らなければならないため、これまでは地元住民にしか知られていなかった。ツアーガイドの樋渡敏彦さん(69)は「氷筍は太さも高さも日々成長しており、3月まで見ることができる」と話す。
今年は、氷筍の神秘的な魅力を発信しようと、米沢観光コンベンション協会が初めてトレッキングツアーを企画。3月2、9日に開催する。問い合わせは道の駅米沢(0238・40・8400)へ。