『自殺ほのめかしたノートに担任が花マル』いじめ対応で被害児童と両親が提訴 原告代理人「いじめ対応のひどさを知って改善につなげてもらうことを期待」

児童が自殺をほのめかしたノートに担任が花マルをつけた問題をめぐり両親らが提訴しました。 2022年2月、奈良市の小学校で当時小学3年の女子児童が同級生から蹴られるなどしていたことがわかり、約9か月後に学校側がいじめの重大事態と認定しています。また、女子児童が自殺をほのめかす内容のノートを提出したところ、担任の教諭が花マルをつけ「You can do it!!(あなたならできる)」と書いて返却していて、女子児童は適応障害などを発症しました。 今年2月27日、女子児童と両親は「責任の所在を明らかにしようとせずいじめ防止の対策を怠った」などとして、奈良市に対して約250万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 (原告代理人 三橋和史弁護士)「いじめ問題といじめ対応のひどさの深刻さを知っていただいて、改善につなげていただくことを期待して国家賠償訴訟を提起した」 奈良市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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