滋賀県東近江市で男性を殺害したとして同じアパートに住む男が逮捕された事件で、双方がお互いの部屋からの騒音について、警察に苦情を伝えていたことが分かりました。
東近江市ひばり丘町の無職・山本隆司容疑者(49)は28日、殺人の疑いで送検されました。
山本容疑者は23日未明から26日夜までの間に、アパートの一室で、この部屋に住むベトナム国籍の派遣社員、グェン・トゥアン・アンさん(35)の首を刃物で刺すなどして殺害した疑いがもたれています。
その後の警察への取材で、グェンさんの部屋の上の階に住んでいた山本容疑者が1月末に、「音楽などの音がうるさい」と警察に相談していたことが分かりました。
警察がグェンさんに注意をしたところ、山本容疑者の生活音についてグェンさんからも苦情があったということです。
警察は2人の間に騒音をめぐるトラブルがあったとみて犯行に至った動機の解明を進めています。
山本容疑者は警察の調べに対し、「首を刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。