小田原市議5人が行政視察後にキャバクラ…議長「プライベートな時間」、告発文受け被害届

神奈川県小田原市議会の大川裕議長ら市議5人が昨年7月、大阪府で行政視察後、キャバクラで飲食をしていたことがわかった。大川議長は27日に記者会見を開き、「プライベートな時間で、不適切ではないと考えている」と釈明した。
市議会事務局によると、行政視察は昨年7月27、28日の日程で、正副議長、市議の計10人と事務局職員1人が大阪府八尾市、岸和田市の両議会を訪問。このうち議長を含む市議5人と職員1人が27日の夜から翌日未明にかけ、宿泊する大阪市内のキャバクラやバーなどで飲食した。宿泊代や出張交通費は公費だが、飲食代は私費だったという。
大川議長は、27日の市議会本会議冒頭で「決して法に触れるものではない」と述べ、会見でも「プライベートの時間に自分のお金で行ったことで不適切ではない」と話した。同行した職員について、議会事務局は「プライベートの時間帯なので問題ない」と語った。

市議会には匿名の告発者から告発文が送られており、大川議長は昨年12月、強要未遂容疑で小田原署に被害届を提出したという。その理由について「(告発文によって)辞職を強要されたと感じたから」と説明した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする