高級腕時計シェア未返却の「トケマッチ」 オーナーが横領疑いで大阪府警に被害届

所有者(オーナー)から借り受けた高級腕時計を貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社が解散し、一部の時計が返却されていない問題で、時計を預けていた大阪市に住むオーナーの30代の男性が大阪府警東署に業務上横領の疑いで被害届を提出し、受理されたことが1日、分かった。受理は2月29日。問題を巡っては、オーナーらが警察に相談し、被害届を提出する動きが広がっている。
捜査関係者によると、男性は運営会社に預けていた「ロレックス」の腕時計2本(計400万円相当)が返ってこず、会社側と連絡が取れないと説明。転売されている可能性があるとも話しているという。
運営会社は大阪市中央区の合同会社「ネオリバース」。オーナーから腕時計を借り受け毎月一定額の使用料(賃料)を支払い、利用者からは毎月レンタル料を受け取る仕組みだった。
ネオ社は令和3年1月にサービスを開始し、5年8月には時計の預かり本数が1500本に達したとPR。しかし今年1月末、「諸般の事情」を理由に突然解散を発表した。腕時計は6カ月を目安に返却するとしているが、連絡が取れない状況になっている。

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