学習塾大手「四谷大塚」の講師による女児盗撮事件で、政府の個人情報保護委員会は29日、同社に対し、個人データを安全に管理する組織体制の整備などを求める行政指導を行った。
発表などによると、講師の男は、勤務していた2022年4月~23年8月、四谷大塚が管理する名簿に載っていた児童6人の氏名や住所などの個人情報を、写真や動画とともにSNSに投稿した。同委員会は、四谷大塚にはリスク管理などの部署がなく、事案の報告が発覚から約2か月後と遅かったと指摘した。
四谷大塚は「指導を厳粛に受け止めている」とコメントしている。